Lasergene 17.3 リリースノート
2021/08/30

LASERGENE 17.3 リリースノート

COVID-19研究に焦点を当てたこのリリースには、ロングリードのウイルスゲノム
アセンブリ
の新しいワークフロー、数千のウイルスゲノムをすばやくアライメント
させる新しい MAFFT7 アルゴリズムなどが含まれています。

論文採用数世界トップのバイオインフォマティクスソフトウェア

最新版 Lasergene17.3 がリリースされ、現在ダウンロードが可能です。
今回のリリースには、ゲノミクス研究、特にロングリードのウイルス
ゲノムのためのアセンブリワークフローの追加、数千のウイルスゲノム
を既知の株にすばやくアライメントさせる機能を含む、MegAlign Pro
の大幅な改善、その他、SeqMan Ultra および SeqBuilder Pro の多くの
機能強化とバグ修正が含まれています。



Lasergene Genomics の機能強化と更新内容

COVID-PacBio-Assembly-1000x


MegAlign Pro の機能強化と更新内容

  • MegAlign Pro の MAFFTアライメントアルゴリズムを最新バージョンMAFFT7 に更新し、ウイルスゲノムと16Sデータセットのアライメントを大幅に高速化しました。
  • Vector NTI、GCG、Geneious、MEGAなど、広く使用されているアライメント形式ファイルを簡単にインポートできるようになりました。また、MEGAファイルのエクスポートもサポートしました。
  • 構成の設定してエクスポートができるアライメントレポートを追加しました。
  • 疎水性、配列一致度(%)、および ClustalX や UGene に類似したその他のアライメントカラースキームを追加しました。
  • ギャップに色を付ける機能が追加され、シーケンス間の違いを簡単に強調できるようになりました。
  • カラーグラデーションやズームコントロールの追加など、distance table をサポートするための大幅な改善が行われ、大規模なデータセットで関心のあるグループを簡単に識別できるようになりました。
  • distance table に全般的な改善を加えました。非類似度(%)を計算する機能、ナビゲーションとスタイルの適用を容易にする拡張ツールバー、画像のエクスポート機能が含まれます。
  • 距離やその他の測定値で配列ソート機能が追加されました。
  • コンセンサスまたは個々の配列で特定のヌクレオチドまたはアミノ酸の文字列を検索する機能が追加されました。


SeqMan Ultra の更新には以下の内容が含まれます:

  • Sequencher 形式ファイル(.spf)のインポートを新しくサポートしました。

また、次の問題の修正も含みます:

  • 一部シーケンスアセンブリファイルのインポートエラー
  • リードのエクスポートエラー
  • バリアントではない塩基のカラーリング
  • ロングリードアライメントトラックのパフォーマンス
  • ロングリードアセンブリのレポート
  • 画像をエクスポート
  • SeqMan NGen のアセンブリでサンガートレースがロストする
  • サンガーのセカンダリピーク(ヘテロ接合)および欠失(「-」)がバリアントとして識別されない
  • サンガーアセンブリで編集した後、バリアントテーブルが更新されない
  • サンガーアセンブリでマークされたリファレンスの順序

SeqBuilder Pro の更新には以下のバグ修正が含まれます:

  • 現行の Geneious 形式ファイルのサポート
  • 検索(Find)機能が macOS BigSur で機能しない
  • カスタムベクターの追加
  • プライマー配列をコピーする際にクラッシュする
  • SeqMan Ultra でクローン検証ワークフローが開かない
  • TAクローニングの設計中にクラッシュが発生する
  • バッチ翻訳がカスタムパラメータで機能しない

現在 Lasergene のライセンスをお持ちで保守契約期間内であれば、最新版のご利用が可能です。ユーザーページから最新版をダウンロードしてください。

更新をご希望で保守契約の有効期限が切れている場合は、お気軽に弊社へご相談してください。



Lasergene 17.3 に関するウェビナーのご案内

題名:Master Viral Genome Analysis Webinar  

(使用言語 英語)
September 15 @ 11:00 am - 12:00 pm CDT
日本時間 9月16日  午前 1:00  - 2:00

最新版 Lasergene 17.3 を使用したウイルスゲノムのロングリードシーケンスデータの分析ワークフローを紹介します。新型コロナウイルス COVID-19 やウイルスゲノムの研究に興味のある方はぜひご参加下さい。

上記時間でのご参加が難しい場合は、参加登録された方に録画した動画の案内を後日送信いたします。録画動画をご希望の場合も下記の参加予約ボタンより登録をお願い致します。